焦茶猫のよろず屋商店大福帳

やっぱ、高い金取ってるとこが偽装しちゃだめだよな。あっ誤表示か。
信用があるところもさ。
その辺の安居酒屋が言ってるんならこっちもそういうもんだと思うけどさ。


「ロコ貝もアワビも味わかんねえだろ。」


そういう問題じゃない。


普段は、ロコ貝食べてても、「本物」の国産アワビってどんな味なんだろう、ロコ貝とどう違うんだろうって、知りたいこともあるんだよ。
そのために信用もあってそこそこの値段とるところに頑張って行くことだってある。


その結果、


やっぱり国産アワビ
う～んあんまり変わらない。
よくわからない。
ロコ貝の方が柔らかくておいしいと思う。


いろんな感想があるというもんだ。


だから、「味が一緒、変わらないから」なんてのは、言い訳にならない。
味だけのために高い金出してんじゃないっての。
その食材がどういう物か知りたいってのもあるんだから。


個人的には、そんなに味の違いは分からないと思う。
うまいかまずいかは個人差もあるから、高いからうまいと感じるものでもない。


ロコ貝だって、ひとくくりにされちゃうけど、南米だとしても、南米のとれる場所によって優劣があるかもしれない。日本だって、房州さんとかどこどこ産かで味や値段が変わるらしいしね。


サバだって関サバと普通のサバは身の色から違うじゃない。
ノルウェー産のサバだと、ノルウェーで一括りにされるけど、広い国で、海域によって肉質が変わることもあるのに、そういう区別しないもんね。日本の魚を日本産とか言わないじゃん。だいたい宮城産とか、愛媛産とか地域が特定される。まあ、ノルウェーのどこどこのフィヨルドの魚は最高とか。いわれても場所わかんねーし。
旬だってそう。その国の旬があるかもしれない。


日本産がうまくって、外国産はまずいって言うのは、今一意味が分からない。どうも国産帝国主義的考えがあるよね（前に、天然物信仰があると書いたけど似てるよね。※脂っこいものが好きな現代人の嗜好には、養殖の方があってる。天然物は生息環境によって栄養状態が左右されるので味の優劣が付きやすい。よって、安いやつ（劣品）は脂がのってなく不味いことがある。よって、天然もの＝うまいっていうイメージだけなんじゃないかって仮説。実際、天然もの！って期待して食って、そうでもないなって経験した人も多いんじゃない？ちなみに、筆者は脂が好きではないさっぱり系好きなので・・・と逃げておきます。）。
鮮度とか輸送の過程、加工技術、そういうアドバンテージを言うのならわかる。
ただ、素材そのもの優劣はどうなのだろうか。そんなもんあるんか？


日本産が優れてるってのは、やっぱり鮮度と安心感なんだと思う。
どんな法規制のもとで、どんな薬品使ったり、どういう衛生環境に置かれているのかわからないという不安感はやだしね。
まあ、日本産もわからないところはあるが、まだマシだろうというところと、国内農業漁業に頑張ってほしい気持ちが国産を買わせるんだな。
特に安心感は大事にしないとね。


ちなみに、朝どりとか、手摘みとかは、さすがにどうでもいい・・・。
別にムリしてまで手で摘まなくてもいいよ。